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プリズン・サークル
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2020.05.25 Monday 11:42
プリズン・サークル 予告編↑
配信で観られる映画はいっぱいあるけど観たいな〜〜〜〜〜と興味をそそられるものはほとんどない。
これはやっと見つけた一つ。
でも、配信なのに¥1800はどうなの?
せめて¥1500とか、実際に映画館で観るよりは安く設定するのが妥当だと思うけれど、この手のメジャーの対極にあるような作品は資金が不足しているのだろうと想像ししぶしぶ払って観ることにした。
TC(セラピューティック・コミュニティ)
Therapeutic Communityの略。「治療共同体」と訳されることが多いが、日本語の「治療」は、医療的かつ固定した役割(医者―患者、治療者―被治療者)の印象が強いため、映画では「回復共同体」の訳語を当てたり、そのままTCと呼んだりしている。英国の精神病院で始まり、1960年代以降、米国や欧州各地に広まった。TCでは、依存症などの問題を症状と捉え、問題を抱える当事者を治療の主体とする。コミュニティ(共同体)が相互に影響を与え合い、新たな価値観や生き方を身につけること(ハビリテーション)によって、人間的成長を促す場とアプローチ。公式ホームページの解説より〜
とても見応えがあり面白かった。
予想通りではあるけれど、インタビューを受けた犯罪者たちは一様に児童虐待といじめを受けている。
私の周りにもこんな家庭があるのだろうか?と思ってしまうくらい悲惨な家庭情況。きっと見えてないだけで私の身近にもあるんだろう。
刑務所内では収容者の顔にはモザイクがかけられているんだけれど、
映画の最後のシーンで、出所日を迎えJRの駅に向かう出所したての元受刑者が話すシーンがあって、その顔にはモザイクかけないでしっかり映していたの。わざとなんだろうけれど、それって必要ないと思う。
わざわざ彼の人生を生きにくいものにする必要ないでしょ。
刑務所に入っていましたって聞いたら、誰だって距離取るでしょ。お友達になるのは難しいでしょ。
世間というのはかなり冷たいものだということくらい普通の大人は知っているはず。
人に知らせたらハイリスクなことは知らせないまま自分の胸に抱えて生きていけばいいじゃない。
顔を映したことには作り手の嫌らしさを感じました。結局商売のネタなんだね!
弱い者いじめしているのとかわらないように思う。
監督には監督のそれらしい意見はあるんだろうけれど、口では何とでもいえる!
さて、緊急事態宣言は今日解除される様子です。
でも、減ってしまった仕事が戻ってくるのか?
しばらくは静かな日々が続きそう〜〜〜〜
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機会よりも
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2020.05.13 Wednesday 16:22
観たいな〜〜〜と思いながら見逃してしまった作品。
やっと観ることができました。
救いようのない内容で、感想が思いつきません。
こんな現実があることは確か。
観終わった後、あ〜〜〜〜面白かった!と思う映画ではないけれど、観た感はたっぷり味わえます。
先日ある経済学者が、機会を与えても、そもそもコツコツと継続した努力をすることで得られる結果があることを知らない、結果貧困から抜け出せないみたいなことを言っていました。
深く納得。
うまく生きていけない人には、我慢ができないとか粘り強さに欠けるところがあるような気がします。あと自己正当化がすごい!
私の死んだ姉がその最たるものでしたが!
ホリエモンやひろゆきさんのように優れた能力のある人間が、自分の好きなように我慢しないで生きることの勧めをしているけれど、彼らはとても能力が高いので、彼らにはそれができるけれど、普通の人が真似ても大失敗するだけ。
とても不思議なのは、能力の低い人間に限って自己評価が高い。で結果何をやっても上手くいかない。
機会を平等に与えても貧困が固定するんだとしたら、次の一手は何なのか?
どんな家に生まれてくるかで、人生の大半は決まってしまうのかな〜〜〜〜〜
機会よりもお金よりも問われるのは親の資質なのか。
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私はあなたのニグロではない
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2018.12.27 Thursday 12:16
久しぶりにいい映画を観た!
超お勧めですが、やっている映画館がほとんどなくなってきている。
公式サイト http://www.magichour.co.jp/iamnotyournegro/
黒人差別の歴史と現在もほぼ変わっていない差別の現状の映像が交互に映し出されたり、
映像に残る公民権運動家の生の言葉が聞けたり、
私たちの知らないアメリカの姿が見えたり、
ジェームズ・ボールドウィンの原作を元にしたラウル・ペック監督による20017年のドキュメンタリ―映画。
なんて言っても、ボールドウィンがとても素敵。見た目じゃなくて!
知的とは彼のためにある言葉のように思えるくらい知的なそして熱い語り口が心に響きます。
キング牧師のお話も素敵。あの有名なI HAVE A DREAM 演説は出てきていません。
マルコム・エックスは二人とは対照的でとても攻撃的な話し方をしていました。怒りが体中から染み出している感じ。
この手の映画は家で観るのでもいいかも。大画面も大音量もさほど必要ないように思います。
ぜひこの冬休みにご覧になってみてはいかがでしょうか。
アメリカがいかに救いようのない国なのか、
人間はなぜにこんなにも救いようがないのか、
解決なんてありえない、出口のない、重い気持ちになる、救いようのない気持ちになる映画です。
現実を知ることは大切。
差別なんてこの世からなくなることなんかない、
人間は愚か過ぎるほど愚かなんだ。
気分が乗らないな〜〜〜というときは唯一の趣味の映画鑑賞。
昨日は大当たりでよい映画が観られました。
ボールドウィンのような冷静で熱くて知性で出来上がっている人がこの世にいたことを知ることができたのは、
映画の内容は置いといて、今年最後の喜びです。嬉しい〜〜〜〜
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友罪
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2018.06.23 Saturday 23:49
たまには不細工な光太郎君。
光太郎君はとてもハンサム、でも時に不細工な時があります。
完璧ってないよね〜〜〜〜
雨降ってた、それもかなりの土砂降り。
だけど、今日を逃したらビデオになっちゃうと思ったので、よっこらしょって腰を上げて観に行きました。
友罪 http://gaga.ne.jp/yuzai/theater/index.php
瀬々敬久監督 この人さ、前にヘブンズストーリーっていう4時間以上の大作、暇人しか観ないやつを私は観たんだけど、それは素晴らしかったんだけれど、今回の「友罪」もすごくよかったんだけれど、過去の作品にものすごく幅があって、糞みたいな映画もいっぱい作っているところが気になる。先日観た是枝監督も素晴らしい作品と糞みたいなものとの差が激しい。
このところずっと気になっていた映画「友罪」。
面白かったです。雨の中わざわざ観に行っても損した気分にはならなかった。
ラストのセリフが「友達だから死んでほしくない」みたなこと言ってたけど、これはちょっとどうよ?
神戸の少年Aが子供を殺害したって事件をべースにしているんだけれど、
こんな事件がベースじゃ終わりようがない。
どうしようもない、なにも言えない、決着がつかない。
というか決着をつければただのテレビのドラマレベルになり下がるだけ。
かなり難しい問題だと思うので、決着の言葉はいらなかった。
これが私の感想ですが、私はとても楽しみました。
映画として見応えがあった。
雨の中わざわざ映画館に出向いて¥1800払ってみる価値は大いにありました。
映画はビデオじゃなくて映画館で観るほうが絶対に楽しめる。
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満席映画館
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2018.06.16 Saturday 19:17
本日もalone togetherの宣伝。
見て見て見て見て〜〜下さい。
もう限界を超えたので、頭働かないし、頑張る気力も枯れたし、どうしようもない気持ちで心が満たされてしまったので、勉強サボりました!
午前中は寝腐って、お腹すいたので昼頃ベッドから這い出ました。
それでも、朝は6時前には起床。
美味しい朝ごはんを作り、神を送り出し、朝の連続ドラマを見て、新聞も軽くチェックして、なんとか頑張ろうと机に向かったんだけど、ダメだでした。
午後は一番していけないことをしてしまいました。
人は疲れがたまると決断力が鈍ります。間違えた選択をしがちなものです。
土曜日の午後に、パルムドール受賞したばかりの
「万引き家族」を観に行ってしまいました。
映画館には20分くらい前に到着。その時点でほぼ満席残りは三席、どれにしようか迷っていたら、残り2席になった。急いでチケット購入。
一番前の端っこ。最低の席。
こんなに満員の映画館で映画を観るなんていつぶりだ?
こんな最低の席で映画を観るのは初めて!
スクリーンに近過ぎて、歪んで見える。役者が誰かわからない。
腹がたつのは、そんな最悪な席なのに料金が一律¥1800。
これは絶対におかしい。
見えにくさで料金を変えるべきだ。
久し振りの二子玉川。
昔はチンケなところだったのに、今はなんなんだ
。この偽物くさい、薄っぺらな感じ。どこもかしこもビカビカ新品。
そんな二子玉好きな、でも本当は熊と相撲でもとってろよッ!て感じの方々。
張りぼての街で最低な日に最悪な席で素晴らしい映画を観ました。
是枝監督の映画はいくつも観てるような気がする。
「誰も知らない」もかつて賞を取ったかなんかで話題になったね。
今回の作品も私は楽しめました。
全体的に役者さんが良かった。
樹木希林はもちろん、前から映画で観ていたので期待していたけれど安藤サクラは期待通りでした。
ジメッとした湿度高い系の日本映画が好きです。
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紙ナプキン
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2016.10.13 Thursday 10:07
あんなに暑かった夏もいつの間にか遠くへ行ってしまい、今はすっかり秋。朝なんて冬かと思えるくらいの寒さだわ!
早く衣替えしなきゃ着る服がない。
今朝も四時から3時間ぶっ通しで家業(いえぎょう)をして、8時から朝のお昼寝、こんな生活にも少しずつ慣れて来ました。
特大のお弁当も大盛りのアスリート夕食も、悩まなくなって来ました。
順応性はある方。
まったく受け付けないことには瞬時に反応しちゃうので、わかりやすくシンプルで悩みは少ない人生です。
久しぶりに映画を観ました。
ジェイソン ボーン
IMAX とかいう、映画を構成する映像、音響、空間、作品を最高水準にまで高めた上映システムのお部屋で観ましたが、どんなに優れた水準だろうがなんだろうが、スクリーンに近過ぎる席でじゃ観にくいだけだよね!
こんどは後ろの席で観よう。
ジェイソン ボーンは、過去の作品の方が見応えがあったと思うけど、娯楽作としては映画代金の元は取れた、損はしてないと思える作品です。
アメリカ映画だよね〜〜〜〜という、お金の使い方が呆れるほどである意味素晴らしい。
ファーストフード店で食べるとき、紙ナプキンの入った箱からを紙ナプキンを何枚取る?
一般的な日本人なら一枚か二枚、自分が使う分かプラス一枚くらいかと思いますが、アメリカ人は一度に取れるだけ目一杯取る。そして使わない分は、バサッと捨てる。
勿体無いなんて発想は皆無。
なのに温暖化だ〜〜環境だ〜〜と偉そうに一人前のことを言う。
ジェイソン ボーンの中のそこまでしなくても十分伝わるカーチェイスのシーンとファーストフード店でのアメリカ人の紙ナプキンの使い方の発想が同じだな〜〜と思うのは私だけでしょうか。
こんな映画はアメリカ人にしか作れないと思うのでこれはこれでよしなのかな。
今更アメリカ人が変わるわけもあるまいし。| 本と音楽と映画 | -
野火
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2015.08.15 Saturday 09:55今日は終戦記念日。
戦後70年ということで戦争系の映画やテレビ番組も数多く、
安倍さんも談話を発表。
ということでってわけでもあるようなないような、
戦争映画好きかもしれないオバサンは、『野火』を観てきました。
映画を観終わって、言葉をなくす経験というのはそうそうするものではない。
なんて言っていいものか?
感想が言葉にできない。
オバサンには珍しく、映画鑑賞後の焼肉を食べるときの箸が重いこと重いこと。
悲惨な体験をした人はそれを語りたがらない、思い出したくない、
あの「ゲゲゲの鬼太郎」の水木しげる爺さんも、自分の戦争での体験はあまり語りたくないと言っていた。
その理由がほんの少しだけ理解できるような気がする、そんな内容の映画です。
世にある99%の戦争映画はどこかキレイ事で、美化していて、理想化していて、カッコつけてて、戦争を否定しきれていなくて、嘘くさぁ〜〜〜〜〜
『野火』は、現実の悲惨さはこれ以上だったんだろうけれどこれ以上ってどんな?
血と肉と臓物と脳ミソとウジ虫。それらと対比するような美しい空、海、緑の木々。
私が選んだ映画につきあってくれたダンナ様は、もう勘弁してくれ、二度と君の選んだ映画には行かない!と言われてしまった!
彼はミッション・インポッシブルとかヒーローを観に行こうとか言っちゃう人なのでかなりセンスに差があります。
まあ、少しずつ私の色に染まっていただくには初めから刺激が強すぎたようです。
じゃあ、ということで、次の課題として、大好きなお笑いライブにお付き合い頂きました〜〜〜〜
さて、『野火』はお勧めの映画なのかどうなのか?
きっと観た後にオエ〜〜〜〜って気分になると思うけれど、焼肉を不味く感じると思うけれど、
私は観ることをお勧めします〜〜〜〜〜
戦争には賛美するポイントなど皆無なのだということがはっきりすると思う。
戦争を美化する幻想を全て打ち消してくれる。
そんな清く正しい作品なんだ。| 本と音楽と映画 | -
龍三と七人の子分たち
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2015.05.10 Sunday 09:37北野武監督の新作「龍三と七人の子分たち」
待望の新作を観てきました。
北野作品はとても好きなので、何カ月も前から楽しみにしていたんだけれど、
笑えるポイントはいっぱいあったけれど、
期待が大きかったからなのかな、
全体的にボチボチ、
わざわざ映画館で観なくてもいいかなぁ〜〜〜〜〜
ちょっと残念でした。
お笑い以上の物を求めていたからなのかな。
大好きな北野監督ですが、これは別に観に行かなくてもいいでしょッ!
観終わった後に4時間くらい余韻が残る作品を作って欲しい。
作品を見た後に、重い気持ちになるとか、清々しい気持ちになるとか、
どんなでもいいんだけど、引っ張られたい。
余韻に振り回されたい〜〜〜〜
昨日はほぼ一日引き籠り〜〜た。
なので少し元気が復活してきました。
お天気よくて超気持ちいいので草むしりでもしようかな〜〜〜〜
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セッション Whiplash
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2015.04.23 Thursday 22:35映画観ました!
セッション
本当のタイトルはWhiplash。
鞭打ちって意味。この映画をとてもよく表わしているタイトルなのに、 何でタイトルを変えるんだ?
この映画はセッションなんてもんじゃないよ!
お腹いっぱいになる映画でした。
観終わると疲労感でいっぱいになる。
見応えがあるということもできるでしょう。
この映画はあまりにもやり過ぎだとは思うけれど、やはり芸の道は厳しいということは確かだと思います。
芸人をダメにするには二単語だけ言えばいい。
Good job!
褒めれば芸人はダメになるということ。
玉三郎も同じこと言ってた。
どんなだけダメだしされても立ちあがって来る、というか立ち上がりたいと思う、
どうしても出来るようになりたい、出来たい、負けたくないという強い心が必要。
ただここに小さな落とし穴があって、強く思っていれば出来るようになると勘違いするケースがある。
強い思いと同時かそれ以上に、血を吐くほどの努力ができなければレベルアップは望めません。
毎日コツコツガツガツなりふり構わずすべてを切り捨てて練習だけを継続することは出来そうでできない。
出来そうでできないのが努力ってやつだよね。
とは言っても、この映画はとにかくやり過ぎ。
だって映画だから〜〜〜〜そりゃそうだ。
決していい気分になる映画ではないけれど、チョッとだけお勧めさせて頂きます。
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アメリカン・スナイパー
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2015.03.11 Wednesday 22:10↑見て見て!
スケジュールをご覧くださいまし。
少しずつ展開?発展?変化してます。
皆様どうか温かい&あま〜〜〜い応援を宜しくお願い致します。
映画を観ました。半年ぶりかな。
アメリカン・スナイパー
面白かったけど疲れた〜〜〜〜
戦争映画は緊張しっぱなしなので観ると疲れるのね。
この映画をどのように評価するのか私にはわかりません。
これを見て戦争はカッコいい。スナイパーカッコいい!と思う若い男子はいることでしょう。
決して戦争を称えている映画ではないと思うけれど、戦争反対の映画ではありません。
じゃあ何?
ただの映画!あまり意味のない映画なのかもしれません。
実話らしい。
主人公であるアメリカ人スナイパーの生涯?
観ている時間完全に現実から離れることができるので、その意味ではお金を払って観てもよいかもしれません。
決して損した気分にはならないと思います。
ただ、観ると疲れる、間違っても観終わった後、楽しいとか、よい気分とかにはならないと思います。
ちなみに、私は観終わってから酔っぱらい電車を乗り過ごしました。
ド〜〜〜〜ンと重い気持ちになっちゃう映画だから飲み過ぎたの〜〜〜〜〜と言い訳しちゃう!
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